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「わじわじーしてん」の意味は、イライラしている

編集:365おきなわ編集部
「わじわじーしてん」の意味は、イライラしている
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「わじわじー」とは、しまくとぅばで「いらいら」を意味する言葉です。 「わじわじーしてん」は、旅の案内では「イライラしている」と説明される言い回しです。

この記事の要点

  • 「わじわじーしてん」で「いらいらしている」。強い怒りより気持ちのざわつき
  • 公式の確認先は、県のしまくとぅば教室・単語帳や内閣府のOKINAWA41
  • 「うれしい」は県の単語帳で「うっさん」。「うれしさん」は教室の形ではない
  • 感情の言葉は場面で言い分けがある(ちむどんどん/ちるだい/あんまさん)県のしまくとぅば教室が掲げる見出しは「わじわじー」で、意味は「いらいら」。強い怒りというより、気持ちのざわつきを伝える響きがあります。教室は、短い母音が「あ・い・う」しかなく、「え」は「い」、「お」は「う」に聞こえる、とも書いています。感情をやわらかく表す言葉を知っておくと、会話や看板の温度が読みやすくなります。

わじわじーしてんの分解

「わじわじー」がいらいらの様子、「してん」はしている、と分解して紹介されることが多いです。県の教室が「してん」まで含めた形を定義しているわけではありません。渋滞や長い行列のときに使いたくなる、という話も、公式の用例というより旅先で聞くたとえです。

擬音に近い響きがあるので、初めて聞いても感覚が伝わりやすいのが特徴です。同じ教室のページには、「あがー」(いたい)、「ちばりよー」(がんばれよ)のほか、「がちまやー」(食いしんぼう)、「じんぶなー」(頭のいい人)、「うーまくー」(わんぱく)、「まじゅん」(一緒)も並んでいます。短い感嘆や人の呼び方が、日常の機微を拾ってきた土地柄を示します。教室は首里の言葉を一例としており、北部や離島では形が変わることがあります。

旅先で聞いたときは、相手の感情の温度感をつかむヒントになります。むやみにまねるより、意味を知っておくだけでも会話の空気が少し読みやすくなります。

いやさん、うれしさんと、公式の形

嫌なときは「いやさん」、うれしいときは「うれしさん」と聞くことがあります。これは共通語の形容詞に、沖縄でよく使う「〜さん」を付けた話し方に近く、県のしまくとぅば教室が掲げる形ではありません。県の単語帳では、うれしいを「うっさん」と載せています。

しまくとぅばは地域や世代で言い回しが違います。文化庁は、ユネスコが沖縄語を消滅の危機にある言語として示したことを伝えています。県の子ども向け解説も、話す人が減っていると書いています。聞いた言葉を大切に受け取る姿勢が、敬意につながります。ノートに気になったフレーズを書き留めておくと、あとから見返したときに島の温度がよみがえります。感情を押し殺さず、極端に尖らせすぎないバランスを感じる表現として、わじわじーは覚えやすい入口です。教室の音声も公開されているので、文字だけでなく響きで覚えることもできます。

気持ちを表す言葉を並べると

わじわじー以外にも、気持ちの動きをそのまま声にする言葉があります。内閣府の沖縄広報サイト「OKINAWA41」のうちなーぐち一覧と、県のしまくとぅば教室・単語帳で確認できる言葉を並べると、感情の種類ごとに言い分けがあることが分かります。例文はOKINAWA41の一覧に載る形です。

言葉意味例文
わじわじーいらいら「わじわじーしてん」で「いらいらしている」
あんまさん気分が良くないあい、今日はあんまさんさー
ちむどんどん胸騒ぎするさま明日の合格発表、ちむどんどんするね
ちるだい失望するちるだいしたさ
あきさみよーあれぇ(驚いたときの声)あきさみよー、なんでこんなこともわからんねー
なちかさん懐かしいこの写真、なちかさんだねー
うっさんうれしい県の単語帳に載る形

読み分けの目安として、わじわじーは物事がうまく進まないときのざわつき、ちむどんどんは結果を待つ間の胸の高鳴り、ちるだいは結果が出たあとの落胆、と場面がずれています。あんまさんは心だけでなく体の調子も含めて「すぐれない」と伝え、うれしいときは「うっさん」、懐かしさは「なちかさん」と、プラスの感情にも別の言葉があります。県の教室にある「あがー」(いたい)のように体の感覚をそのまま声にする言葉も含め、感情を細かく言い分ける語彙が残っています。

参考資料・出典

沖縄県「しまくとぅば教室」:わじわじー=いらいら。あがー、ちばりよー。

沖縄県「沖縄のことば(しまくとぅば)」:しまくとぅばが文化の元であること。

沖縄県文化協会しまくとぅば普及センター『しまくとぅば単語帳』中南部:うっさん=うれしい。

文化庁「消滅の危機にある言語・方言」:ユネスコ2009年アトラス。沖縄語は危険。

OKINAWA41「うちなーぐち一覧」:あんまさん、ちむどんどん、ちるだい、あきさみよー、なちかさんの意味と例文。

よくある質問

Q. 「わじわじーしてん」の意味は?
「いらいらしている」という意味で紹介される言い回しです。県のしまくとぅば教室は「わじわじー」を「いらいら」と掲げています。「わじわじー」がいらいらの様子、「してん」は「している」と分解して紹介されることが多いですが、県の教室が「してん」まで含めた形を定義しているわけではありません。強い怒りというより、気持ちのざわつきを伝える響きがあります。
Q. 「うれしい」はしまくとぅばで何と言いますか?
県の単語帳では「うっさん」と載せています。旅先で聞く「うれしさん」は、共通語の形容詞に沖縄でよく使う「〜さん」を付けた話し方に近く、県のしまくとぅば教室が掲げる形ではありません。「いやさん」(嫌なとき)も同様です。
Q. わじわじー以外に気持ちを表す言葉はありますか?
内閣府の沖縄広報サイト「OKINAWA41」の一覧や県の教室・単語帳で確認できるものに、気分が良くない「あんまさん」、胸騒ぎするさま「ちむどんどん」、失望する「ちるだい」、懐かしい「なちかさん」などがあります。わじわじーは物事がうまく進まないときのざわつき、ちむどんどんは結果を待つ間の胸の高鳴り、ちるだいは結果が出たあとの落胆、と場面がずれています。
Q. しまくとぅばは地域で違いますか?
違います。県の教室は首里の言葉を一例としており、北部や離島では形が変わることがあります。文化庁は、ユネスコが沖縄語を消滅の危機にある言語として示したことを伝えていて、県の子ども向け解説も話す人が減っていると書いています。聞いた言葉を大切に受け取る姿勢が、敬意につながります。