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沖縄の「ウークイ」ってどんな行事?ご先祖様を送る旧盆最終日

編集:365おきなわ編集部
沖縄の「ウークイ」ってどんな行事?ご先祖様を送る旧盆最終日
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ウークイとは、沖縄の旧盆の最終日(旧暦7月15日)に、ご先祖様をあの世へ送る行事です。 沖縄の旧盆は、沖縄県公文書館が旧暦7月13日から15日までの3日間と案内する、一年でもっとも大切な行事のひとつです。

この記事の要点

  • 旧盆は旧暦7月13〜15日。13日ウンケー(お迎え)、14日ナカビ(中日)、15日ウークイ(お送り)
  • 家ではウサンミ(重箱)を供え、ウチカビ(あの世の紙銭)を焚いて門前で送る
  • 集落ではエイサーの練り歩きでにぎやかに送る。家の中の静けさとの対照がウークイの夜の印象
  • 旧暦のため新暦の日付は年ごとに動く(2026年の旧盆は8月25〜27日)13日はウンケー(お迎え)、14日はナカヌヒ(中日。口語ではナカビとも)、15日がウークイ(御送り)です。地域によっては4日間とする家もありますが、県の季節案内の基本形は3日です。

公文書館は、この三日間に中元を持って親族を訪ね、仏壇に線香を上げる人ともてなす人の双方が忙しく過ごす、と書いています。2026年の新暦に直すと、国立天文台の暦要項から旧暦7月1日が8月13日にあたるため、13〜15日は8月25〜27日になります。県公式ページが「2026年は8月25日」と書き出しているわけではありません。換算の目安です。

家の中で送る

公文書館は、ウークイに仏壇のある家へ親族が集まり、祖先を送る、と書いています。県の食文化資料では、三日目の夕食後にウークイウダーグを供え、果物や団子、花、線香、泡盛をまとめて屋敷の隅で送る、という流れが残っています。県の子ども向け食文化ページは、旧盆にジューシーがつきものだとしています。重箱のウサンミ(御三味)は、旧盆の供えとして広く知られています。県の旧盆ページがウサンミの手順まで固定しているわけではありません。

ウチカビ(あの世の紙銭)を焚く家も多くあります。金属の容器で扱い、門先で見送る、というのがよく聞くやり方です。県の旧盆解説そのものには、ウチカビの定義文はありません。家庭ごとの作法として見てください。ヒヌカン(火の神)への挨拶をウークイの必須条件とする公式文も、今回は確認できませんでした。

集落では、太鼓で送る

沖縄県はエイサーを、旧盆の最終日(旧暦7月15日)に行う先祖供養の念仏踊りで、歌三線の調べにのって太鼓をたたき、集落内を練り歩く、と説明しています。子ども向けの解説では、各地の若者が「エイサー、エイサー」とかけ声をかけながら踊る、とも書いています。「道ジュネー」という語は青年会や観光案内で使われ、県のエイサーページは「練り歩き」までです。創作エイサーは、伝統エイサーを土台に振り付けや音楽をアレンジした別のスタイルです。

家の中は静かに送り、通りは太鼓でにぎやかに送る。この対照が、ウークイの夜の印象です。旅でエイサーを見るなら、市町村や青年会の当日案内を確認してください。旧暦のため、毎年日付が動きます。

三日間の流れと、送りの支度

公益財団法人沖縄県メモリアル整備協会の解説に沿うと、三日間は日ごとに役割が分かれます。

日(旧暦7月)呼び名主なこと
13日ウンケー(御迎え)門前に灯りやヒラウコー(平線香)を焚いて迎える。供えはウンケージューシーなど軽め
14日ナカビ(中日)中元を持って、位牌のある親族の家を訪ねる。迎える家は、もてなす側に回る
15日ウークイ(御送り)ウサンミを供え、ウチカビを焚いて門前で送る

ウークイの重箱(ウサンミ)は、詰める品数を5品・7品・9品といった奇数にするのが基本とされます。中身は三枚肉やてびちの煮つけ、クーブイリチー、紅白かまぼこ、昆布巻き、厚焼き卵などで、供え終わると親族で分け合って食べる「ウサンデー(御下がり)」になります。ウチカビは金色の紙でできた「あの世のお金」で、カビバーチ(焚き器)で焚いて持たせます。門前には、杖に見立てるサトウキビ(ウージ)や、水に野菜の切れ端を浮かべたミンヌクを添える家もあります。品数も中身も、家や地域で差があります。

旧暦の日付は月の満ち欠けに沿うため新暦とは少しずつずれ、約3年に一度はうるう月(ユンヂチ)が入ります。旧盆の新暦日は年ごとに動くので、その年の新聞や自治体の案内、カレンダーの旧暦表記で確かめるのが確実です。

参考資料・出典

沖縄県公文書館「【季節の話題・夏】旧盆」:13ウンケー、14ナカヌヒ、15ウークイ。

沖縄の伝統的な食文化「盆」:ウンケージューシー、中日、ウークイウダーグ。

沖縄県「エイサー」:旧暦7月15日の念仏踊り。

沖縄県「沖縄の伝統芸能(でんとうげいのう)」:かけ声と若者の踊り。

沖縄県「沖縄の食文化」:旧盆とジューシー。

国立天文台「令和8年暦要項」:2026年の朔と換算の根拠。 公益財団法人沖縄県メモリアル整備協会「2026年の沖縄旧盆はいつ? ウンケー・ナカビ・ウークイの流れと基本マナー」:三日間の進め方、ウサンミの中身、ウチカビ、うるう月。

公益財団法人沖縄県メモリアル整備協会「沖縄旧盆のお供え物 ウンケー・ナカビ・ウークイごとの役割と意味」:ウサンミの奇数の品数、ウチカビとカビバーチ、ウージとミンヌク。

よくある質問

Q. ウークイとは何ですか?
沖縄の旧盆の最終日に、ご先祖様をあの世へ送る行事です。旧盆は旧暦7月13日から15日の3日間で、初日のウンケー(お迎え)、中日のナカビ(ナカヌヒ)を経て、最終日の15日がウークイ(御送り)です。地域によっては4日間とする家もありますが、県の案内の基本形は3日間です。
Q. ウークイには何をしますか?
仏壇のある家に親族が集まり、重箱のウサンミ(御三味)を供えて祖先を送ります。ウチカビ(あの世の紙銭)を焚いて門前で見送る家も多く、集落ではエイサーの練り歩き(道ジュネー)が行われます。供え終わったウサンミは、親族で分け合って食べる「ウサンデー」になります。
Q. ウチカビとは何ですか?
「あの世のお金」とされる、金色の紙でできた紙銭です。カビバーチ(焚き器)で焚いて、ご先祖様に持たせるとされます。金属の容器で扱い、門先で見送るのがよく聞くやり方です。家庭ごとの作法として伝わっています。
Q. 旧盆は毎年いつですか?
旧暦7月13日から15日です。旧暦は月の満ち欠けに沿うため、新暦の日付は年ごとに動きます。2026年は8月25日から27日にあたります(換算の目安)。その年の自治体の案内や、カレンダーの旧暦表記で確認するのが確実です。