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ランチに選びたい沖縄そばの名店5選

編集:365おきなわ編集部
ランチに選びたい沖縄そばの名店5選
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沖縄そばの名店とは、出汁・麺・具の系統が店ごとに違う人気店で、公式や観光ページで営業の目安が確認できる店です。 休日や旅のランチに沖縄そばは定番です。スープの出汁、麺の製法、海沿いの席、古民家の座敷——店ごとに系統が違います。ここでは5店を紹介します。時間は2026年10月時点の掲載です。売り切れや不定休があるので、当日は各店の案内を見てください。

この記事の要点

  • 5店はエリアが分かれる(北谷・恩納/浦添/那覇)。1日で回らずエリアで1店ずつ
  • なかむらそばの閉店時間は店の公式16:00が基準(観光協会17:00と食い違い)
  • 高江洲そばは現行の営業時間が確認できず、電話確認が必要
  • 麺にそば粉はゼロ。「本場沖縄そば」には12項目の定義がある

北谷の浜屋、恩納のなかむらそば

北谷町字宮城2-99の浜屋は、北谷町観光協会と通販サイトが案内する老舗です。通販サイトは創業を昭和57年(1982年)とし、豚・鶏・鰹の出汁に軟骨ソーキと縮れ麺を組み合わせています。観光協会の掲載時間は10:00〜17:30(ラストオーダー17:00)、不定休あり。席は70、駐車場は店舗横と第2を合わせて9台です。朝そば専門というより、10時開店のランチ店です。

恩納村瀬良垣1669-1のなかむらそばは、自社サイトで海の見える専門店として案内しています。看板メニューはアーサそば。麺にもかまぼこにもアーサ(ヒトエグサ)が入り、自家製麺は6時間以上寝かせます。スープは鰹節を使い、三枚肉は創業以来のたれです。営業は10:30〜16:00、木曜定休(元旦と1月2〜5日休み)。駐車場38台。恩納村観光協会のページは閉店を17:00としており、店の公式と食い違います。行くなら店の16:00を基準にしてください。那覇空港から高速道路で約50分です。

那覇市首里赤田町1-7の首里そばは、店のサイトで11:30〜14:00(売切仕舞)、木・日曜定休と出しています。伝説の「さくら屋」直伝を掲げ、沖縄観光コンベンションビューローは手打ち麺と豚・鰹の一番出汁、1日およそ50〜60杯と紹介してきました。開店前から並ぶことがあるので、午前中の予定に余白を見てください。

浦添の高江洲そば、那覇の楚辺そば

浦添市伊祖の高江洲そばは、うらそえナビが「元祖 ゆしどうふそば」として紹介する店です。2014年の市政観光ページは住所を伊祖3-36-2、電話098-878-4201とし、当時の時間は10:00〜20:00、日曜定休、売り切れ次第終了とあります。2023年の市観光マップでもゆし豆腐そばは残っていますが、現行の営業時間は公式サイトがなく確認できませんでした。行くなら電話で聞いてください。

那覇市楚辺2-37-40の楚辺そばは、2009年2月に戦後の民家を改築して開いた店です。公式は11:30〜21:00(ラストオーダー20:00)、正月と旧盆を除き年中無休、予約不可。座敷80・テーブル10、駐車場40台。看板は本ソーキそば、軟骨ソーキとてびちも並びます。夜までやっている数少ないそば店なので、夕方の予定にも組み込めます。

5店を1日で回る必要はありません。北谷・恩納は中部の海沿い、首里と楚辺は那覇、高江洲は浦添、とエリアで1店ずつ選ぶと移動が楽です。紅しょうがとコーレーグースは卓上にあることが多いので、途中で味を変えてみてください。

そば粉はゼロ。それでも「そば」と呼ばれる麺

沖縄そばの麺に、そば粉は入っていません。原料は小麦粉100%で、塩とかんすいを加えて練る、製法でいえば中華麺に近い麺です。沖縄観光コンベンションビューローの「おきなわ物語」によれば、「本場沖縄そば」には12項目の定義があり、沖縄県内で製造すること、手打式(風)であること、加水量は小麦粉に対して34〜36%、熟成は30分以内、麺の厚さは1.5〜1.7ミリ、切った麺はゆでる前に必ず手もみすること、仕上げに油処理をすること、などが定められています。上の5店で「縮れ麺」「手打ち麺」と案内が分かれるのは、この手もみや打ち方の違いが、そのまま食感の違いになって表れるからです。

伝統的な製法では、かんすいの代わりに木の灰を水に溶かした木灰汁を使いました。沖縄県工業技術センターは、その木灰汁麺の風味や食感を再現できる「沖縄そば用粉末かんすい」を、沖縄生麺協同組合や沖縄製粉と共同で開発し、特許を取得しています。灰汁の風味をうたう店に出会ったら、古い製法に連なる一杯として味わってみてください。

「沖縄そばの日」は、名前を守った記念日

本土復帰から4年目の1976年、公正取引委員会から沖縄生麺協同組合に、そば粉を使っていない麺を「そば」と表示してはならない、という趣旨の通達が届きました。沖縄で長く「そば」「すば」と呼ばれてきた食文化を守るため、組合の土肥健一理事長(当時)らが交渉を重ね、1978年10月17日に「沖縄そば」の呼称が正式に認められました。組合はこれを記念し、1997年に10月17日を「沖縄そばの日」と定めています。なお2013年には、地域食品ブランドの表示基準「本場の本物」に、沖縄そばが麺類として全国で初めて正式認定を受けました。10月中旬に沖縄を訪れるなら、記念日に合わせて名店を巡るのも楽しい時期です。

だしと具で、店の「系統」を読む

店選びの軸は、だし・麺・具の三つです。だしは主に豚骨とかつおが使われ、おきなわ物語は「麺や具材との相性や味のバランスを考えながら時間をかけて作られている」と案内しています。かつおの澄んだ店は軽やかに、豚の効いた店はこってりと、同じ沖縄そばでも印象が大きく変わります。

具の基本は、砂糖醤油で煮込んだ皮付きの三枚肉や骨付きのソーキ、魚のすり身を揚げたかまぼこ、島ねぎ、そして紅しょうがです。紅しょうがはスープの味を引き締める役で、針しょうがで提供する店もあります。まずは何も足さずに一口、途中で紅しょうがやコーレーグースを加えると、一杯で二つの表情が楽しめます。

地域の傾向として、本島北部はきしめんを思わせる平麺に濃いめのかつおだし、本島中南部はやや縮れた麺に澄んだスープが主流とされます。エリアと合わせて「今日は平麺か、縮れか、手打ちか」と決めるのも、名店巡りの楽しみ方です。

参考資料・出典

北谷町観光協会「有限会社浜屋 沖縄そば」:住所と営業時間。

沖縄そば通販【浜屋そば】:創業昭和57年、出汁と麺。

なかむらそば:住所、10:30〜16:00、木曜定休、アーサそば。

おきなわ物語「首里そば」:手打ちと一日の提供数。

うらそえナビ「高江洲そば」:元祖ゆしどうふそば(2014年掲載)。

楚辺そば:2009年開業、営業時間、本ソーキ。

おきなわ物語「沖縄そば特集」:本場沖縄そばの定義12項目、沖縄そばの日の経緯、だしと具材、地域の特徴。

農林水産省「うちの郷土料理 沖縄そば」:小麦粉とかん水で練る製法、手もみすると縮れる麺の作り方。

沖縄県工業技術センター「伝統的沖縄そばの再現と提供」:木灰汁麺の伝統と、その風味や食感を再現する粉末かんすいの開発。

よくある質問

Q. 沖縄そばにそば粉は入っていますか?
入っていません。沖縄そばの麺の原料は小麦粉100%で、塩とかんすいを加えて練る、製法でいえば中華麺に近い麺です。沖縄観光コンベンションビューローの「おきなわ物語」によれば、「本場沖縄そば」には12項目の定義があり、沖縄県内で製造すること、手打式(風)であること、加水量は小麦粉に対して34〜36%、麺の厚さは1.5〜1.7ミリ、切った麺はゆでる前に必ず手もみすること、などが定められています。
Q. 5店の営業時間で気をつけることは?
掲載が食い違う店と、確認できない店があることです。恩納村のなかむらそばは、恩納村観光協会のページが閉店を17:00としており、店の公式(10:30〜16:00、木曜定休)と食い違います。行くなら店の16:00を基準にしてください。浦添の高江洲そばは現行の営業時間が公式サイトがなく確認できなかったため、行くなら電話で聞いてください。首里そばは11:30〜14:00(売切仕舞)、楚辺そばは11:30〜21:00で夜までやっています。
Q. 「沖縄そばの日」はいつですか?
10月17日です。本土復帰から4年目の1976年、公正取引委員会から、そば粉を使っていない麺を「そば」と表示してはならない、という趣旨の通達が届きました。沖縄で長く「そば」「すば」と呼ばれてきた食文化を守るため、沖縄生麺協同組合が交渉を重ね、1978年10月17日に「沖縄そば」の呼称が正式に認められました。組合はこれを記念し、1997年に10月17日を「沖縄そばの日」と定めています。
Q. 店の「系統」はどう見分けますか?
だし・麺・具の三つが軸です。だしは主に豚骨とかつおが使われ、かつおの澄んだ店は軽やかに、豚の効いた店はこってりと、同じ沖縄そばでも印象が大きく変わります。地域の傾向として、本島北部はきしめんを思わせる平麺に濃いめのかつおだし、本島中南部はやや縮れた麺に澄んだスープが主流とされます。まずは何も足さずに一口、途中で紅しょうがやコーレーグースを加えると、一杯で二つの表情が楽しめます。