恩納村のレトロ名店「シーサイドドライブイン」——1967年から変わらぬ味を、海を見ながら

シーサイドドライブインとは、1967年創業の恩納村のレストランで、沖縄初のドライブインレストランとされます。 国道58号を北へ向かうドライブの途中の海沿いで、ひときわ目を引くネオンサインがあり、夜になれば、まるでアメリカ映画のワンシーンのような外観が浮かび上がります。那覇から名護方面へ車を走らせる人なら、一度は「ここで休もうか」と迷ったことがあるのではないでしょうか。半世紀以上、沖縄のドライブ文化と一緒に走り続けてきた店を紹介します。
この記事の要点
- 恩納村仲泊、国道58号沿い。創業者が米軍基地のレストランに憧れて開いた
- 看板は創業時から変わらぬ製法の手作りスープ
- テイクアウトは24時間営業(水曜定休)、ホールは9:00〜21:00
- 店内にはヴィンテージバイクやジュークボックス、オリジナルグッズも
きっかけは米軍基地のレストラン
シーサイドドライブインの始まりは、沖縄が本土復帰を迎える前の1967年にさかのぼります。創業者は、もともと冷蔵庫の製造業者として米軍基地に出入りしていた人物。基地内のレストランを見て、駐車場が広く、店内でも持ち帰りでも楽しめるアメリカンスタイルに魅了されたことが、出店のきっかけになったと紹介されています。
こうして恩納村に誕生したのが、沖縄初のドライブインレストランとされるこの店です。ドライブイン形式とは、車で立ち寄りやすく、料理をテイクアウトでき、店内でも食べられるスタイルのこと。オープン当時からドライブ途中の休憩場所として親しまれ、今も地元の人から観光客まで幅広く利用されています。
名物は創業時から愛される手作りスープ
看板メニューのひとつが、創業時から変わらぬ製法でつくられている手作りスープです。マッシュルームやハムの旨味が溶け込んだ、クラムチャウダーとクリームシチューの中間のような、まろやかでやさしい味わい。軽食のおともにも、ドライブの小腹満たしにもぴったりです。
公式サイトの軽食メニューでは、サンドイッチやバーガーなどが案内されています。メニューや価格は変わる場合があるため、店頭または公式サイトで確認してください。さっと食べたい日も、しっかりお腹を満たしたい日も立ち寄れます。
店内には熱帯魚を観賞できる水槽や、レトロなおもちゃが並ぶショーケース、バイクなども。料理を待つ時間まで楽しませてくれる、昔ながらの空気が残っています。
海を眺めながら、旅の途中にひと休み
お店は沖縄県恩納村仲泊885、国道58号線沿いの海側にあります。無料駐車場があり、恩納村や名護方面へ向かうドライブの途中に立ち寄りやすい場所です。窓の向こうには西海岸の海が広がり、夕暮れ時にはサンセットを眺めながら食事を楽しめます。
公式サイトのアクセス案内では、テイクアウトは24時間営業(水曜定休)、ホールは9:00〜21:00、ラストオーダー20:00と案内されています。営業時間や価格は変更される可能性があるため、出発前に公式サイトで最新情報を確認しておくと安心です。
高速道路がなかった頃からの、ドライブのオアシス
この店が長く「休憩場所」であり続けてきた背景には、沖縄の道路事情があります。リゾーツ琉球グループの紹介では、店は「おんなサンセット海道」と呼ばれるドライブやツーリングの名所に位置し、まだ高速道路が開通していなかった時代から、ドライブ途中のオアシスとして愛されてきたとされています。那覇から北部へ向かう人たちが、長い道のりの途中で車を止め、食事をして海を眺める。その役割は、高速道路が整備された今も変わりません。全ての料理をテイクアウトでき、店内でも食べられるという創業以来の形式は、急ぐ旅にも、ゆっくりしたい旅にも応えてくれます。夕方に西の海へ日が沈む時間帯は、サンセットスポットとしても知られています。
味を受け継ぐ、3代目の料理長
メニューの幅広さにも理由があります。沖縄CLIPの取材記事によると、開店当初はホテルで料理長を務めていた知人が厨房に立ち、メニューを開発したのだそうです。洋食や中華、和食にサンドイッチまで本格的に揃うのは、その出発点ゆえ。そして現在は、40年ここに勤める3代目の料理長が、昔と変わらない手づくりの味を守っていると紹介されています。看板の手作りスープについても、リゾーツ琉球グループの紹介では、創業者が米軍基地から持ち帰ったレシピがベースなのだとスタッフが語っています。基地のレストランに憧れて始まった店の味が、レシピそのものにも受け継がれているわけです。
食事のあとは、展示とオリジナルグッズをひと巡り
店内は、食事をするだけの場所ではありません。リゾーツ琉球グループの紹介では、広々としたフロアにヴィンテージコレクションやジュークボックスが並び、年代物のヴィンテージバイクの展示が圧巻だとされています。入口では等身大のキャラクター像が出迎え、水槽には解説付きで色とりどりの魚が泳ぎます。さらに注目したいのが、創業50周年を機に地元の花火大会に合わせて作り始めたというオリジナルグッズです。店のロゴをあしらったTシャツやトートバッグ、キャップ、ステッカーやキーホルダーといった小物まで揃い、今では全国からファンが買い求めに来るそうです(品揃えや在庫、価格は時期によって変わるため、店頭でご確認ください)。食事の思い出を、そのまま持ち帰れるのもこの店らしい楽しみです。
編集部メモ|初めて行く人へ、おすすめの組み立て
ここからは、365おきなわ編集部からのご案内です。この店の楽しみ方は、時間帯と「急ぐかどうか」で変わります。
まず外せないのは、創業時から受け継がれる手作りスープです。米軍基地のレストランで出会った味がルーツという来歴も含めて、この店の自己紹介のような一品。サンドイッチなどの軽食と合わせれば、ドライブ途中の小休止にちょうどいい組み立てになります。
急いでいる日はテイクアウトを。24時間営業(水曜定休)なので、早朝や深夜の移動の途中でも立ち寄れます。反対に、時間に余裕がある日はホールで席に着くのがおすすめです。窓の外に広がる西海岸の海は、この店が半世紀以上「休憩場所」であり続ける理由そのもの。夕方なら、サンセットを眺めながらの食事も狙えます。
そして食事のあとは、店内をひと巡りしてみてください。ヴィンテージバイクやジュークボックスの展示、ロゴ入りのオリジナルグッズまで、食べる以外の楽しみが詰まっています。沖縄の車社会と、アメリカ文化と、海沿いのドライブ。その3つが重なる場所は、県内でもそう多くありません。編集部はこの店を、沖縄のドライブ文化をそのまま持ち帰れる場所だと感じています。
まとめ
シーサイドドライブインは、米軍基地のレストランに影響を受けて生まれた、1967年創業の沖縄らしい名店です。名物スープを片手に、レトロな店内と恩納村の海を味わう——そんな時間こそ、この店ならではの旅の思い出になりそうです。
シーサイドドライブイン公式「アクセス」 / リゾーツ琉球グループ「シーサイドドライブイン」
参考資料・出典
シーサイドドライブイン公式:1967年創業、沖縄初のドライブイン、創業者と米軍基地レストラン、住所。
シーサイドドライブイン「アクセス」:テイクアウト24時間(水曜定休)、ホール9:00〜21:00(LO 20:00)。
リゾーツ琉球グループ「シーサイドドライブイン」:1967年創業、住所、ホールとテイクアウトの営業案内。
恩納村観光協会「オリジナルホームメイドスープ」:創業時からの手作りスープ、住所。
沖縄CLIP「海のそばにある恩納村の老舗レストラン『シーサイドドライブイン』」:ホテルの料理長を務めていた知人によるメニュー開発、40年勤める3代目の料理長が手づくりの味を守ること。
リゾーツ琉球グループ「シーサイドドライブイン」取材ページ:おんなサンセット海道と高速道路開通前の時代からの位置づけ、スープが米軍基地から持ち帰ったレシピをベースにすること、ヴィンテージバイクやジュークボックス等の店内展示、創業50周年を機に作り始めたオリジナルグッズ。
よくある質問
- Q. シーサイドドライブインは沖縄初のドライブインですか?
- 沖縄初のドライブインレストランとされる店で、創業は1967年です。創業者は、もともと冷蔵庫の製造業者として米軍基地に出入りしていた人物で、基地内のレストランを見て、駐車場が広く、店内でも持ち帰りでも楽しめるアメリカンスタイルに魅了されたことが出店のきっかけになったと紹介されています。ドライブイン形式とは、車で立ち寄りやすく、料理をテイクアウトでき、店内でも食べられるスタイルのことです。
- Q. 名物メニューは何ですか?
- 創業時から変わらぬ製法でつくられている手作りスープです。マッシュルームやハムの旨味が溶け込んだ、クラムチャウダーとクリームシチューの中間のような味わいで、リゾーツ琉球グループの紹介では、創業者が米軍基地から持ち帰ったレシピがベースなのだとスタッフが語っています。公式サイトの軽食メニューでは、サンドイッチやバーガーなども案内されています。
- Q. 営業時間を教えてください
- 公式サイトのアクセス案内では、テイクアウトは24時間営業(水曜定休)、ホールは9:00〜21:00、ラストオーダー20:00と案内されています。営業時間や価格は変更される可能性があるため、出発前に公式サイトで最新情報を確認してください。お店は沖縄県恩納村仲泊885、国道58号線沿いの海側で、無料駐車場があります。
- Q. 食事以外にも楽しめますか?
- 店内にはヴィンテージコレクションやジュークボックス、年代物のヴィンテージバイク、解説付きの水槽などが並びます。さらに、創業50周年を機に作り始めたオリジナルグッズ(Tシャツやトートバッグ、キャップ、ステッカーなど)もあり、今では全国からファンが買い求めに来るそうです。品揃えや在庫、価格は時期によって変わるため、店頭で確認してください。


