ブルーシール ─ 米軍基地のミルクプラントから始まった「アメリカ生まれ、沖縄育ち」

ブルーシールとは、「アメリカ生まれ、沖縄育ち」を掲げる沖縄のアイスブランドで、1948年に米軍基地内のミルクプラントから始まりました。 沖縄の街で目にする、赤と青のロゴが目印です。紅イモや塩ちんすこうなど、島らしい味を楽しめるお店ですが、その出発点は乳製品の工場でした。
いつものひと口に隠れた歴史を知ると、沖縄で食べるアイスが少し違って見えてきます。
この記事の要点
- 1948年、フォーモスト社が米軍基地内にミルクプラントを設立。1963年に浦添市牧港へ移転し、基地の外へ
- 名前は、アメリカで品質に優れた酪農製品への称号「ブルーリボン賞」に由来
- 紅イモや塩ちんすこうなど、地元素材のフレーバーは2000年の沖縄サミットがきっかけ
- 店舗は県外(関東・中部・近畿)にも広がっている
創業1948年 ─ 米軍基地の中のミルクプラント
1948年、アメリカのフォーモスト社が、現在のうるま市天願にある米軍基地内にミルクプラントを設けました。目的は、駐留する米軍関係者へ乳製品を供給すること。当時、その商品は基地の中でしか手に入らず、沖縄の人々には身近な存在ではありませんでした。
転機は1963年。浦添市牧港へ拠点を移し、基地の外でアイスを楽しめるようになります。ドライブインスタイルのお店は当時としては珍しく、アイスが高価だった時代にも多くの人が足を運びました。ここから、地域に親しまれる「沖縄のアイスブランド」として歩みを重ねていきます。
そして2026年2月9日、ブルーシールは創業78周年を迎えました。
「ブルーシール」の名前に込められた品質への思い
名前の由来について、公式サイトは、アメリカで品質に優れた酪農製品に贈られる「ブルーリボン賞」の受賞製品に与えられた称号だと説明しています。味と品質への志を込めてブランド名に採用し、1976年には社名も「フォーモストブルーシール」になりました。
赤と青のロゴは、お店を見つける目印であると同時に、そんなものづくりの姿勢を伝える名前でもあるのです。
紅イモ、塩ちんすこう ─ アイスで味わう沖縄の食材
アメリカ由来のアイスが、沖縄の素材と出会って生まれたフレーバーも魅力です。公式のブランド紹介によると、地元の素材を取り入れた味が増えていったきっかけは、2000年の沖縄サミットでした。
**「紅イモ」**には沖縄県産の紅芋を使用。芋の風味を楽しみたいときに選びたい一品で、公式商品ページではサーターアンダギーとの組み合わせも紹介されています。沖縄のお菓子に沖縄のアイスを添えると、ひと休みがちょっとしたデザートの時間になります。
**「塩ちんすこう」**は、バニラアイスに塩ちんすこうを合わせたフレーバー。北谷の塩のほのかな塩味が、バニラの甘さにアクセントを加えます。焼き菓子としておなじみのちんすこうを、冷たいアイスの中で味わう発想が楽しいところです。
フレーバーの取り扱いや価格、サイズは店舗によって異なります。気になる味があれば、訪れるお店の案内も確かめてみてください。
基地の中から、島の味へ
現在の公式店舗案内には、沖縄本島や離島に加え、関東・中部・近畿の店舗も掲載されています。旅先で出会った味を、県外で再び楽しむ機会も広がっています。
米軍関係者の暮らしを支えたミルクプラントから、沖縄の食材を楽しめるアイスショップへ。その歩みには、戦後の沖縄でアメリカの食文化が地域の味へと育ってきた歴史が重なります。次にカップを手に取ったら、好きな味と一緒に、その長い道のりも思い浮かべてみませんか。
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参考資料・出典
ブルーシール「シル知るブルーシール」:1948年の創業、1963年の牧港移転、名前の由来と1976年の社名変更、沖縄サミットをきっかけとするフレーバー展開。
ブルーシール「78周年創業祭企画開催」:2026年2月9日の創業78周年。
ブルーシール「紅イモ」:沖縄県産紅芋の使用、サーターアンダギーとの組み合わせ。
ブルーシール「塩ちんすこう」:バニラアイスと塩ちんすこう、北谷の塩。
ブルーシール「アイスクリームフレーバー」:商品一覧、店舗による取り扱い・サイズ・価格の違い。
ブルーシール「店舗案内」:沖縄本島・離島および県外の店舗展開。
よくある質問
- Q. ブルーシールはいつ、どこで始まりましたか?
- 1948年、アメリカのフォーモスト社が、現在のうるま市天願にある米軍基地内にミルクプラントを設けたのが始まりです。目的は駐留する米軍関係者へ乳製品を供給することで、当時、その商品は基地の中でしか手に入りませんでした。2026年2月9日には創業78周年を迎えました。
- Q. 名前の由来は?
- 公式サイトの説明では、アメリカで品質に優れた酪農製品に贈られる「ブルーリボン賞」の受賞製品に与えられた称号に由来します。味と品質への志を込めてブランド名に採用し、1976年には社名も「フォーモストブルーシール」になりました。
- Q. 沖縄らしいフレーバーには何がありますか?
- 「紅イモ」と「塩ちんすこう」などがあります。紅イモには沖縄県産の紅芋が使われ、公式商品ページではサーターアンダギーとの組み合わせも紹介されています。塩ちんすこうは、バニラアイスに塩ちんすこうを合わせ、北谷の塩のほのかな塩味がアクセントになったフレーバーです。公式のブランド紹介によると、地元の素材を取り入れた味が増えていったきっかけは、2000年の沖縄サミットでした。
- Q. ブルーシールは沖縄県外でも買えますか?
- 現在の公式店舗案内には、沖縄本島や離島に加え、関東・中部・近畿の店舗も掲載されています。1963年の浦添市牧港への移転で基地の外で楽しめるようになってから地域に親しまれ、旅先で出会った味を県外で再び楽しむ機会も広がっています。フレーバーの取り扱いや価格、サイズは店舗によって異なります。


