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沖縄のAランチとは?ボリューム満点で愛され続ける食堂の定番メニュー

編集:365おきなわ編集部
沖縄のAランチとは?ボリューム満点で愛され続ける食堂の定番メニュー
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Aランチとは、沖縄の食堂で供される、洋食のおかずをワンプレートに盛った定食メニューです。 沖縄の食堂を訪れると、「Aランチ」「Bランチ」と書かれたメニューも目にします。

この記事の要点

  • A・B・Cは内容のランク分けで、Aがおかずの品数が多く最も豪華
  • 「ランチ」の名前でも、昼以外に注文できる店が多い
  • 発祥は1950年代の戦後のコザ(沖縄市)。アメリカ由来の洋食と食堂文化が交わって広がった
  • 最も豪華なAでも1,000円ほどの店が多く、ボリュームと手頃さが定番であり続ける理由初めて見る人は「Aランチって何?」と不思議に思うかもしれませんが、実は沖縄で昔から親しまれている定番メニューです。ハンバーグやチキンカツ、オムレツ、ポーク、ウインナー、スパゲッティ、サラダなど、さまざまなおかずがワンプレートに盛り付けられた、ボリューム満点の一皿。「とにかくお腹いっぱい食べたい」という人にぴったりの沖縄グルメです。

Aランチってどんなメニュー?

Aランチの内容に決まった形はありませんが、トンカツやチキンカツ、ハンバーグ、オムレツ、ポーク、ウインナーなどの洋食系のおかずに、ご飯やサラダ、スープなどを組み合わせるのが定番です。ひとつの皿でいろいろな味を楽しめる、食べ応えたっぷりのメニューです。

沖縄の食堂で見かけるA・B・Cランチは、内容をランク分けしたメニューとして紹介されることが多く、一般的にはAランチがおかずの品数が多く、最も豪華な一皿とされています。なお、名前に「ランチ」と付いていても、昼だけでなく営業時間を通して注文できるお店もあります。

おきなわ物語の食堂まとめによると、定番の形は揚げ物・ライス・サラダ・スープのセットで、AからCへの分け方は揚げ物の種類や数が目安になるといいます。最も豪華なAでも1,000円ほどの店が多いとされ、ボリュームのわりに手頃な価格も、食堂の定番として残ってきた理由のひとつです。

お店ごとに違う!食べ比べも楽しい沖縄のAランチ

Aランチが食堂ごとに違うのは、どのお店でも同じ盛り付けではないからです。あるお店では大きなチキンカツが主役だったり、別のお店ではハンバーグやエビフライが並んでいたりと、おかずの組み合わせや盛り付け、味付けにそれぞれの個性が表れます。

そのため、「今日はどんなAランチだろう?」と食堂巡りを楽しむ人も少なくありません。地元で長く愛されてきた食堂では、昔ながらのスタイルや家庭的な味に出会えることもあります。お腹の空き具合に合わせてA・B・Cを選び、自分好みの一皿を探してみましょう。

戦後のコザから広がった沖縄の食文化

沖縄市の広報は、Aランチをハンバーグやトンカツ、スパゲティなどを一枚の皿に盛るメニューで、1950年代にコザで生まれ、県内各地へ広がったと紹介しています。沖縄県平和祈念資料館の証言年表では、越来村照屋(現・沖縄市照屋)に「ニューヨークレストラン」が1951年に開店し、1964年にAランチがメニューに加わったと整理されています。年次の説明は資料によって幅がありますが、戦後のコザでアメリカ由来の洋食と食堂文化が交わって広がった点は共通しています。

名前の分け方については、ニューヨークから帰った沖縄の料理人が、価格帯の高い・中ほど・手頃なセットとしてA・B・Cを考案した、という話も地元メディアに伝えられています。沖縄市の資料が伝えるタクシー運転手向けのメニューだったという説とあわせ、働く人たちが予算に合わせて選べる工夫だったことがうかがえます。いずれも伝え聞きの要素を含むため、ここでは諸説として紹介します。詳しくはOkinawanderer「Palates ready for tasty Okinawa A-lunch competition」も参照してください。

ボリュームのある一皿は、お腹を満たすだけでなく、沖縄の戦後史や食文化も感じさせてくれます。沖縄旅行では、沖縄そばやタコライスと並んで、ハンバーグやカツをワンプレートに盛るAランチも食堂の定番です。

お店ごとに内容や量が異なるため、注文前にメニュー写真や店内表示を確認するのもおすすめです。それぞれの食堂が工夫を重ねた一皿との出会いも、沖縄旅行ならではの思い出になるでしょう。

競い合うイベント「コザAランチ選手権」

Aランチは、いまでは味を競うイベントの主役でもあります。沖縄市で開かれる「コザAランチ選手権」は2011年に始まり、市内外の食堂がふだん店で出しているそのままのAランチを持ち寄り、来場者が食べ比べて投票でグランプリを決める催しです。2013年の大会には2万人を超える来場者があったと地元メディアが伝えています。第4回(2015年)では、ベーシックな一皿のほか、シーフードや野菜中心のAランチも並び、Cランチの部門賞も設けられました。特別な創作料理ではなく「いつもの一皿」で勝負する点に、Aランチが日常の食文化として根付いていることが表れています。開催時期や会場は回によって異なるため、訪れる場合は沖縄市や実行委員会の案内を確認してください。

初めての沖縄食堂で迷わないために

沖縄の食堂はメニューが非常に多いのも特徴で、おきなわ物語は100種類以上のメニューがある店もあると紹介しています。汁物にも注意が必要です。食堂の「みそ汁」は、具だくさんでご飯とセットになった「みそ汁定食」として独立した主役級のメニューであることが多く、添え物のつもりで追加すると食べきれない量になることがあります。Aランチ自体も店によって量の差が大きいため、少食の人はまずBやCから試したり、注文前にご飯の量を調整できるか店員に尋ねたりすると安心です。

参考資料・出典

広報おきなわ「大好評のAランチ選手権が今年もやってきた」:一皿に多彩なおかずを盛るAランチと、1950年代コザ発祥の紹介。

沖縄県平和祈念資料館「戦後のコザの食とくらし」:ニューヨークレストランの1951年開店と、1964年のAランチ追加。

おきなわ物語「地元の人が通う!沖縄の食堂まとめ」:A・B・Cランチのランク分けと、Aが最も豪華という案内。揚げ物の種類や数による格付け、揚げ物・ライス・サラダ・スープの定番セット、みそ汁定食や100種類以上のメニューがある食堂の紹介。

Okinawanderer「Palates ready for tasty Okinawa A-lunch competition」:コザAランチ選手権は2011年開始、来場者の投票でグランプリを決定、2013年は2万人超の来場。ニューヨーク帰りの料理人が価格帯でA・B・Cを分けたという伝え。

よくある質問

Q. Aランチとは何ですか?
沖縄の食堂の定番メニューで、ハンバーグやチキンカツ、オムレツ、ポーク、ウインナー、スパゲッティ、サラダなど、洋食系のおかずをワンプレートに盛り、ご飯やスープを組み合わせた一皿です。内容に決まった形はなく、店ごとに組み合わせや盛り付けが違います。
Q. A・B・Cランチの違いは?
内容のランク分けです。一般にAランチがおかずの品数が多く最も豪華で、B、Cの順に軽くなります。「おきなわ物語」の食堂まとめでは、揚げ物の種類や数が格付けの目安になると紹介されています。最も豪華なAでも1,000円ほどの店が多いとされます。
Q. Aランチは昼しか食べられませんか?
名前に「ランチ」と付いていても、昼だけでなく営業時間を通して注文できる店もあります。ただし店によって量の差が大きいため、少食の人はBやCから試したり、注文前にご飯の量を調整できるか尋ねたりすると安心です。
Q. Aランチはどこで生まれましたか?
沖縄市(コザ)です。沖縄市の広報は、1950年代にコザで生まれ、県内各地へ広がったと紹介しています。沖縄県平和祈念資料館の証言年表では、1951年に開店した「ニューヨークレストラン」に、1964年にAランチがメニューに加わったと整理されています。